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一光寺便り

一洛叉行

行者の法妙が不動慈救咒一洛叉行の修行に入り、本日無事に成満となりました。

この修行は一洛叉(十万遍)の不動真言を七日間で唱えると言うものです。

もちろんこの間には様々な制限があり、食べ物も精進料理となります。

それだけではなく正式な密教修行とする為に、一洛叉行の前には21日間の前行をして頂きました。

そうすることで、本尊との一体感をさらに深めることのできる「入我我入観」と、「字輪観」などを伝えることができました。

これら入我我入観と字輪観などがある念誦と、ない念誦ではかなりの差が出るものですから、伝法の阿闍梨よりこれらを伝えられていない場合の行では正式な密教修行にはならないのです。

そして、今後伝授をしていく予定である不動明王念誦法などでも大きな威力を発揮する為の根源となることでしょう。

合掌

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