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一光寺便り

【令和八年】花祭り(灌仏会)のご報告

◆花祭りのご報告

甘露の一滴に込められた祈り

本日、一光寺において仏生会(灌仏会)の法要を執り行いました。

この日は、お釈迦さまのご誕生をお祝いする大切な日であり、全国の寺院でも広く行われている行で、一般には「花祭り」として親しまれております。

◆花祭りとは何か?

花祭りとは、お釈迦さまの誕生を祝う仏教行事であり、花で飾られた「花御堂」に誕生仏をお祀りし、甘茶をかける「灌仏」が行われます。

これは、お釈迦さまが生まれた際、天から甘露の雨が降り注いだという伝承に基づいています。

◆一光寺での灌仏供養

一光寺では4月8日、住職・白真が誕生仏に甘茶をおかけし、供養を執り行わせていただきました。

その一杓一杓に

・ご縁あるご神仏への感謝
・ご縁ある霊への感謝
・ご縁ある人々への感謝

天地人すべてのご縁に対する感謝を込めて、丁寧に修させていただきました。

◆供養としての灌仏

灌仏は「お祝い」の行事として知られておりますが、実はそれだけではなく

・ご先祖様への感謝
・縁ある霊への供養
・自身の心の浄化

そうした意味も含まれております。

甘露の一滴は、迷いの中にある存在にとっては救いとなり、私たちの心を整える清めの働きとなります。

◆神仏習合の視点から

神仏習合の観点から見れば、この仏生会という日は、仏教の行事であると同時に、大地の恵みを感じる日でもあります。

甘露の雨は

・天の働き
・水の神の恵み
・大地のいのち

そうした神々の力とも重なり、仏の誕生は、天地の調和の中に現れた尊い出来事といえるでしょう。

◆僧侶としてお伝えしたいこと

仏生会で最も大切なことは、お釈迦さまの誕生を祝うこと以上に自らの命の尊さに気づくことにあります。

私たちは日々、悩みや迷いの中で過ごしておりますが、こうして生きているということ自体が、すでに尊いご縁の中にあるものです。

ご縁を通して、そのことを少しでも感じていただければ幸いです。

◆結びに

本日の法要を通して、この尊いご縁に触れさせていただけたことに、心より感謝申し上げます。

この仏生会(花祭り)の功徳が、皆さま一人ひとりに行き渡り、神仏の御加護のもと、穏やかな日々が続きますよう、心よりお祈り申し上げます。

合掌

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